モニニアット王太后誕生日とは
「モニニアット王太后誕生日」(Her Majesty the Queen-Mother Norodom Monineath Sihanouk's Birthday / សម្តេចព្រះមហាក្សត្រី នរោត្តម មុនិនាថ សីហនុ)は、毎年6月18日に祝われるカンボジアの国定祝日です。ノロドム・シハモニ現国王の母であるモニニアット王太后の誕生日を記念する祝日で、カンボジア国民から「クメール民族の母」として深く敬われています。
モニニアット王太后の生涯
モニニアット王太后の生涯はカンボジアにおける激動の歴史と深く結びついています。
- 生い立ち:モニニアット王太后は1936年6月18日、フランス領インドシナのサイゴン(現在のベトナム・ホーチミン市)に生まれました。本名はポール=モニーク・イージー(Paule-Monique Izzi / ប៉ូល ម៉ូនិក អ៊ីហ្ស៊ី)といいます。父はコルシカ系フランス・イタリア人の銀行家ジャン=フランソワ・イージーで、第二次世界大戦中に亡くなりました。その後母とともにプノンペンへ移り住みました。
- シハヌーク前国王との出会い:1951年にビューティーコンテストで優勝した際、審査員を務めていたシハヌーク前国王と出会い、1952年に結婚しました。「モニニアット」という名前はシハヌーク前国王から贈られた名前です。
- ポル・ポト政権下での生活:ポル・ポト政権下で王宮に幽閉され、政治的な再教育を強いられました。この時期に王族の少なくとも18人が命を落としましたが、中国と北朝鮮の介入によりシハヌーク前国王とともに難を逃れました。1979年にベトナム軍がプノンペンを制圧すると、家族とともに中国へ避難しました。
- 王妃・王太后として:1993年から2004年まで王妃として活動し、2004年に息子のシハモニが国王に即位したことにより王太后となりました。2012年にシハヌーク前国王が崩御した後も、慈善活動に積極的に取り組み、プノンペンでは病院建設の資金調達にも尽力しています。
モニニアット王太后誕生日の過ごし方
モニニアット王太后誕生日には、プノンペンをはじめ各地でさまざまな行事が催されます。
- 仏教式典:王宮では仏教の伝統に則った式典が行われ、僧侶への食事や生活必需品の施しが行われます。
- 祝賀行事と花火:プノンペン市内では伝統芸能や現代アートのパフォーマンスが披露され、夜には花火が打ち上げられます。
- 各界からの祝辞:政府要人・外交官・民間企業など各界から王太后への祝辞が捧げられます。
観光・滞在時のアドバイス
モニニアット王太后誕生日の時期にカンボジアを訪れる際、知っておくと便利なポイントをまとめました。
- 花火の見学:プノンペン市内では花火が打ち上げられます。川沿いのエリアは混雑するため、早めに場所を確保することをおすすめします。
- 公共サービスの確認:国定祝日にあたるため、官公庁や学校は休みとなります。手続きが必要な場合は事前に済ませておくことをおすすめします。
- 6月のカンボジア観光:6月は雨季にあたり、スコールが降ることが多くなります。折りたたみ傘や雨具の準備をおすすめします。

