タイのシリキット王太后誕生日(母の日)とは
「シリキット王太后誕生日(母の日)」(Her Majesty Queen Sirikit's Birthday / วันเฉลิมพระชนมพรรษาสมเด็จพระนางเจ้าสิริกิติ์)は、毎年8月12日に祝われるタイの祝日です。プミポン国王(ラマ9世)の王妃でありワチラロンコン現国王(ラマ10世)の母でもあるシリキット王太后の誕生日を記念するこの日は、タイでは母の日としても広く祝われる重要な祝日です。
※王妃=国王の妻
シリキット王太后誕生日の歴史的背景
シリキット王太后(สมเด็จพระนางเจ้าสิริกิติ์ พระบรมราชินีนาถ)は1932年8月12日に生まれ、1950年にラマ9世と結婚してタイ王妃となりました。夫であるラマ9世の70年にわたる在位期間中、王妃として国民に寄り添い続けた姿からタイ国民に深く慕われています。
- シリキット王太后の功績:シリキット王太后はタイの伝統工芸や文化の保護・振興に尽力し、農村部の女性たちの生活向上を支援するプロジェクトを数多く立ち上げました。タイ絹織物の復興にも大きく貢献し、その活動はタイ文化の発展に欠かせないものとなっています。
- 母の日との関係:タイでは1976年にシリキット王太后の誕生日である8月12日が母の日として制定されました。王太后が国民の母として慕われていることにちなんだもので、以来タイの母の日は毎年8月12日に祝われています。
- 王太后としての現在:2016年にラマ9世が崩御された後も、王太后として引き続きタイ王室の重要な存在として位置づけられています。
シリキット王太后誕生日の過ごし方
シリキット王太后誕生日には王室関連の記念行事が行われるほか、母の日として家族で過ごす習慣もあります。
- 記念式典:政府主催の記念式典が各地で行われます。王太后の肖像に花輪を捧げる行事や祝賀イベントが開催され、タイ国民が王太后の誕生日を祝います。
- 母への感謝:タイでは母の日にジャスミンの花を母親に贈る習慣があります。ジャスミンは純粋さと母の愛を象徴する花とされており、この日は家族が集まり母への感謝を伝える大切な機会となっています。
- ライトアップ・装飾:バンコク市内の主要な建物や通りが王室カラーで装飾されライトアップされます。王太后誕生日を祝う横断幕や装飾が街を彩ります。
観光・滞在時のアドバイス
シリキット王太后誕生日の時期にタイを訪れる際に知っておくと便利なポイントをまとめました。
- 王宮周辺の混雑:記念日には王宮周辺が混雑する場合があります。早めの訪問をおすすめします。なお王宮やワット・プラケオを訪れる際は肌の露出を抑えた服装が求められます。
- 王室への敬意:タイでは王室を批判する言動は不敬罪として法律で厳しく禁じられています。王室に関する発言や行動には十分注意しましょう。
- 公共サービスの確認:官公庁は休みとなるため、ビザの手続きや各種申請が必要な場合は事前に済ませておくことをおすすめします。

