💦 ソンクラーン(Songkran)とは?
ソンクラーン(タイ語:สงกรานต์、英語:Songkran)は、タイにおける旧正月を祝う最も重要な祝祭であり、毎年4月13日から15日にかけて全国的に行われます。名前の由来はサンスクリット語の「サンクランティ(移動)」で、太陽が牡羊座に入る日=新年の始まりを意味します。
元々は静かで宗教的な意味合いの強い祝日でしたが、現代では水かけ祭りの派手なイベントとしても国際的に知られ、観光客にも人気の行事となっています。
📅 ソンクラーン期間と祝日の構成
タイ政府は公式に4月13日から15日を祝日と定めていますが、タイ国内では1週間程度お祝いムードが続くことも珍しくありません。特に観光地では10日以上にわたるイベントもあります。
- 4月13日:「マハー・ソンクラーンの日」― 新年の到来を祝う日
- 4月14日:「家族の日」― 親戚一同が集まり年長者に敬意を表す
- 4月15日:「新年の日」― 僧侶への供物、仏像への水かけ、社会奉仕などが行われる
🚿 水かけ祭りの背景と意味
「水かけ」は単なる遊びではなく、本来は「清め」や「祝福」の象徴です。古来より仏像に香り水を注いだり、年長者の手に水をかけて長寿や繁栄を願う風習がありました。
しかし近年は、観光客や若者が参加する大規模なウォーターファイトに発展し、特にバンコクやチェンマイ、パタヤなどでは通り全体が水であふれる熱狂的な雰囲気となります。
🙏 仏教的儀式と家庭の伝統
ソンクラーンのもう一つの大切な側面は、仏教に基づく敬虔な儀式です。多くの家庭では以下のような伝統的な行事が行われます:
- 仏像を家庭や寺院で清める「ロット・ナム・サン」
- 僧侶への托鉢や寄付
- 祖先の霊を供養する儀式
- 年長者に香り水を注ぎ「ワイ・ナム」で祝福を祈る
🌏 ソンクラーンとインドシナ文化圏
ソンクラーンに類似する風習は、ラオス、カンボジア、ミャンマー、スリランカなどの仏教国でも見られます。それぞれ名称や習慣は異なりますが、「水・再生・敬意」という価値観は共通しています。
たとえば、ラオスでは「ピーマイ」、カンボジアでは「チョール・チナム・トメイ」と呼ばれ、仏像への水かけや年長者への感謝など、非常に似た形式で祝われています。
🎉 各地のソンクラーンイベント
タイ全土で行われますが、特に盛り上がるのが以下の地域です:
- チェンマイ:旧市街を囲む濠で水をかけ合う風景が名物
- バンコク(カオサン通り):外国人観光客も巻き込んだ超巨大イベント
- パタヤ:1週間以上続く「ワン・ライ・ソンクラーン」など
📌 参加時の注意とマナー
ソンクラーンは楽しいイベントですが、文化的な敬意を忘れないことが大切です。
- 僧侶や高齢者には水をかけない、もしくは軽く手に注ぐ程度
- 防水対策(スマートフォン、カメラ、財布など)をしっかり
- アルコールによるトラブルや交通事故に十分注意
- 無理な水かけや氷水、粉などは控えることがマナー
✨ ソンクラーンの本質
ソンクラーンは単なる水遊びではなく、仏教・家族・地域社会に対する感謝の象徴です。人々が互いを思いやり、過去を清め、新たな1年の幸運と繁栄を祈る神聖な時間です。
観光客もぜひ参加してほしいイベントですが、その文化的・宗教的背景を理解し、敬意をもって楽しむことが求められます。

