🪷 タイの仏誕節(ウィサカブーチャー / Visakha Bucha Day)とは?
ウィサカブーチャー(タイ語:วันวิสาขบูชา)は、仏教徒にとって最も重要な祝祭日のひとつであり、お釈迦様の誕生・悟り・入滅という3つの出来事が全て同じ満月の日に起きたとされる日を記念する日です。毎年、陰暦6月(グレゴリオ暦では5月ごろ)の満月の日にあたり、タイでは国の正式な祝日として制定されています。
📜 仏教における三大聖日
ウィサカブーチャーは、仏教における「三大仏教行事」のひとつで、以下のような意味を持ちます:
- 🍼 誕生:ルンビニ園での釈迦の誕生
- 🪷 成道(悟り):ブッダガヤでの菩提樹の下で悟りを開いた日
- 🔥 入滅(涅槃):クシナガラでの釈迦の死
この3つすべてが「陰暦6月の満月の日」に起こったとされており、その神聖な日を記念するのがウィサカブーチャーです。
📆 2025年のウィサカブーチャーはいつ?
ウィサカブーチャーはグレゴリオ暦では毎年日付が変動します。2025年の場合、5月12日(月)がウィサカブーチャーにあたります。祝日として、タイ国内の官公庁・学校・銀行・多くの企業が休業します。
🙏 タイでの祝祭の様子
この日は、全国の寺院で以下のような宗教行事が行われます:
- タンブン(托鉢): 朝早く僧侶に食べ物を捧げる
- 説法会: 僧侶による仏教の教えの講話を聴く
- ウィアンティアン(เวียนเทียน): 満月の夜に寺院を3周回る蝋燭行進
- 瞑想や戒律遵守: 一日五戒・八戒を守り、心を清める
多くのタイ人はこの日、白い服を着て寺院を訪れ、心を静める時間を持ちます。
🍺 アルコール販売の禁止
ウィサカブーチャーは「禁酒日」とされ、レストランやコンビニを含む全国でのアルコール販売が法律で禁止されます。違反した場合は罰金や営業停止の対象になるため、外国人旅行者も注意が必要です。
🌏 他国における仏誕節
ウィサカブーチャーはタイだけでなく、スリランカ・ミャンマー・カンボジア・ラオス・ネパールなどの仏教国でも「ブッダ・デイ」や「ヴィサカ・プルニマ」として広く祝われます。国によって儀式のスタイルは異なりますが、仏教における最高の祝日であることは共通しています。
🧘 ウィサカブーチャーの精神的な意義
この祝日は、単なる記念日ではなく、「慈悲・清浄・知恵」の3つの教えを改めて自らに問う機会です。現代のタイ社会では、若者の間でも瞑想体験やボランティア活動などを通じて、この精神を受け継ぐ動きが広がっています。
📌 まとめ
ウィサカブーチャーは、釈迦の生涯の全てを象徴する神聖な日であり、タイ社会における仏教の深い根づきと、人々の心の拠り所を示しています。 この日には、単に儀式に参加するだけでなく、静かに心を見つめ、他者への慈しみを深めることこそが、本当の意味での「ブーチャー(供養)」なのかもしれません。

