ベトナムの文化の日とは
「文化の日」(Vietnam Culture Day)は、毎年11月24日に祝われるベトナムの祝日です。2026年1月に政治局が発布した決議80号により新たに制定された祝日で、国民が文化に親しむ機会を広げ、芸術家や文化従事者の創作活動を奨励することを目的としています。なお、11月24日という日付は、1946年にホーチミン主席が「ベトナム文化綱領」を発布した日に由来しています。
文化の日の背景
1946年11月24日、ホーチミン主席はベトナム文化の方向性を示す「ベトナム文化綱領」を発布しました。民族性・科学性・大衆性の3つを柱とするこの綱領は、植民地支配からの独立後、ベトナムの文化的アイデンティティを守り育てるための重要な指針となりました。その記念すべき日付が、80年近い時を経て新たな祝日の日付として選ばれました。
- 決議80号について:党書記長トー・ラムが署名した決議80号では、文化と人材をベトナムの急速かつ持続可能な発展の基盤と原動力と位置づけています。政治局は文化への投資を国家の未来への投資と表現しており、経済成長・国家安全保障と並ぶ重要な柱として文化的強さを位置づけています。
- デジタル文化の推進:決議ではAI・ビッグデータ・仮想現実・ブロックチェーンなどの先端技術を文化の制作・流通・消費に活用することを推進しています。「デジタル文化」「オープンミュージアム」「モバイルシアター」「デジタル図書館」の整備も目指しています。
- 文化産業の目標:2030年までに文化産業がGDPの約7%を占めることを目標としており、映画・舞台芸術・文化観光・デザイン・ファッションなど成長性の高い分野で5〜10の国家ブランドを育成する計画です。また2030年までに国家予算の少なくとも2%を文化振興に充てることも目標としています。
文化の日の過ごし方
文化の日には、ベトナム各地で文化イベントや展示会、伝統芸能の公演などが開催されます。ベトナムの歴史と文化に触れる絶好の機会となっています。
- 文化イベント・展示会:各地の博物館や文化センターでは、ベトナムの伝統文化や歴史に関する展示会が開催されます。伝統衣装のアオザイや伝統工芸品などを間近で見ることができます。
- 伝統芸能の公演:水上人形劇や民族音楽など、ベトナム独自の伝統芸能が各地で披露されます。普段はなかなか見られない伝統的な公演を楽しむことができます。
- 公共サービスの休業:法定休日のため官公庁や学校は休みとなります。主要なショッピングモールや飲食店は通常通り営業していますが、一部の個人商店は休業する場合があります。
観光・滞在時のアドバイス
文化の日にベトナムを訪れる際に知っておくと便利なポイントをまとめました。
- 文化イベントへの参加:各地で開催される文化イベントや展示会は、ベトナムの文化を深く理解する絶好の機会です。事前にイベント情報を確認しておくことをおすすめします。
- 新設の祝日であること:2026年に新たに制定された祝日のため、イベントの規模や内容は今後変化する可能性があります。最新情報を事前に確認することをおすすめします。
- 公共サービスの確認:法定休日のため官公庁は休みとなります。ビザの手続きや各種申請が必要な場合は、事前に済ませておくことをおすすめします。

