🏇 モンゴルのナーダム(Naadam)とは?
ナーダムは、モンゴルで毎年7月11日から13日にかけて開催される、国家的な祝祭イベントであり、最も重要な伝統行事のひとつです。
「ナーダム」はモンゴル語で「遊戯・競技」を意味し、競馬・レスリング・弓術という「男の三技(エリーン・グルヴェン・ナダム)」を中心に行われます。
モンゴル国の建国記念日(1921年7月11日)にあたるため、独立の精神を祝う愛国行事でもあります。
📜 ナーダムの歴史的背景
ナーダムはチンギス・ハーンの時代(13世紀)から存在していたとされ、もともとは部族間の団結や兵士の訓練、戦闘技能の披露として行われていました。
1921年のモンゴル人民共和国樹立後、国家主催の式典として整備され、現在では国を挙げた国民的行事
🎯 主な3つの競技(エリーン・グルヴェン・ナダム)
🏇 競馬(モリウルダーン)
競馬は1000頭以上の馬が参加することもある大規模な競技で、5〜13歳ほどの子どもが騎手を務めるのが特徴です。 距離は年齢や馬の種類によって異なり、10〜30kmに及ぶ長距離レースもあります。
🤼♂️ レスリング(ブフ)
モンゴル相撲とも呼ばれるレスリングは、相手のひざより上を地面につけたら負けというルールです。 数百人が一斉にトーナメント形式で戦い、勝者には「ライオン」などの称号が与えられます。
🏹 弓術(スルハンハルワー)
弓術は伝統的な民族弓を使って距離や精度を競う競技で、男女ともに参加できます。 的は革や布製で、合図と共に命中判定が行われます。
🏟 ウランバートルでの祝祭イベント
首都ウランバートルでは、中央スタジアムを舞台に開会式が行われ、民族衣装を着た市民パレード、音楽・舞踊のパフォーマンスが披露されます。
- 開会式では大統領の演説や軍楽隊の行進も
- 観客はデール(民族衣装)を着用し祝祭ムードに包まれる
- 屋台では馬肉・ホーショール(揚げ餃子)なども販売
🏕 地方ごとのナーダム
ナーダムは首都だけでなく、県(アイマグ)や村(スーム)単位でもそれぞれ開催されます。 地方ナーダムは素朴で地域色豊かな雰囲気があり、観光客にも人気です。
🌏 ユネスコ無形文化遺産にも登録
ナーダムはその文化的価値から、ユネスコの無形文化遺産として2010年に登録されました。
モンゴルの民族的誇りとアイデンティティを象徴するこの祝祭は、国内外からの観光客にとっても一大イベントとなっています。
📌 まとめ
- 名称: ナーダム(Naadam)
- 日程: 毎年7月11日〜13日(モンゴル建国記念日に連動)
- 主な内容: 競馬、レスリング、弓術の伝統競技
- 特徴: 家族で祝う国民的行事+愛国イベント
- 開催地: ウランバートル中央スタジアムおよび全国各地
- 備考: ユネスコ無形文化遺産に登録されている

