マカオの重陽節(Chung Yeung Festival)とは
旧暦の9月9日にあたる「重陽節」は、古くから伝わる中国の伝統的な祝祭日です。マカオでは「Festival of Ancestors」とも呼ばれ、法定休日(公休日)に指定されています。爽やかな秋の気候の中で先祖を敬い、家族の健康と長寿を願う大切な日として親しまれています。
マカオ政府の公式名称
マカオ政府のカレンダーでは「Chung Yeung Festival (Festival of Ancestors)」と表記されています。この記事では、重陽節にまつわる独自の習慣や、マカオでの過ごし方について解説します。
「登高」と先祖への崇敬
重陽節には、古来より「高い場所へ登ると災いから逃れられる」という言い伝えがあり、マカオの人々もこの習慣を大切にしています。
- 登高 (山登り): 家族連れで東望洋砲台 (ギア要塞) や松山周辺などの高台へ登り、街の景色を眺めながら一日の安寧を願います。
- 掃墓 (お墓参り): 「Festival of Ancestors」の名が示す通り、家族揃ってお墓参りに出向き、先祖に感謝を捧げる大切な行事です。
秋の味覚と伝統的な習慣
この時期ならではの食文化や、重陽節に関連した興味深い習慣もあります。
- 重陽糕 (ちょうようこう): 縁起物として、蒸し菓子の一種である「重陽糕」を食べる習慣があります。これは「高」と「糕」の音が同じであることから、運気が上昇することへの願いが込められています。
- 菊の花を愛でる: 秋を象徴する菊の花は重陽節のシンボルでもあり、菊茶を飲んだり、美しい花々を鑑賞したりして季節を楽しみます。
観光・滞在時のアドバイス
重陽節の時期は、観光地や公共交通機関において特有の混雑が見られる場合があります。
- 高台周辺の混雑: ギアの灯台など、景色の良い高台へ向かう散策路やケーブルカーは、家族連れで非常に賑わいます。ゆっくりと散策したい場合は、早めの時間帯に訪れるのがおすすめです。
- 公共交通機関の利用: お墓参りや行楽に向かう人々が増えるため、郊外へ向かうバス路線などは通常よりも混み合う傾向にあります。
- 公共サービスの休業: 法定休日のため、政府機関や銀行は休みとなります。主要なショッピングエリアや飲食店、カジノ施設は通常通り営業していますが、一部の個人経営店は休業する場合があります。

