端午節

端午節

🎋 中国の端午節(端午节 / Duānwǔ Jié)とは?

端午節(Duānwǔ Jié)は、中国の伝統的な祝日のひとつで、旧暦の5月5日にあたります。日本では「端午の節句」とも呼ばれ、同じ起源を持つ祝日ですが、中国ではより豊かな文化的背景と多彩な行事を伴って祝われています。

この日には、屈原(くつげん)という愛国詩人の故事を偲ぶとともに、厄払い、健康祈願、五毒避けなどの意味合いも込められています。

📜 歴史的背景:屈原と忠誠の物語

端午節は、戦国時代の楚の国に仕えた詩人・政治家である屈原(Qu Yuan)を記念する日とされています。屈原は国を愛し、腐敗に反対する正義感あふれる人物でしたが、陰謀によって失脚し、国が滅びることを嘆いて汨羅江(べきらこう)に身を投じて自殺したと伝えられています。

人々は彼を悼み、魚にその遺体を食べさせないようにと、竹筒に米を詰めて川に投げ入れました。これが今日のちまき(粽子 / zòngzi)の起源とされています。

🥟 食文化:粽子(ちまき)

端午節の象徴的な食べ物が粽子(zòngzi)です。これはもち米を笹や竹の葉で包み、糸で巻いて蒸したもので、地域によって甘いものから肉入り、豆入り、塩味のものまで様々なバリエーションがあります。

特に南方では豚肉や椎茸を詰めた塩味粽子が好まれ、北方では小豆や棗(なつめ)を使った甘いものが多く見られます。

🚣 伝統行事:ドラゴンボートレース(龙舟赛)

端午節といえば欠かせないのがドラゴンボートレース(龙舟赛)です。これは屈原を救おうと川に漕ぎ出した漁師たちの行動に由来し、長くて細いカラフルな船に乗り、太鼓のリズムに合わせて漕ぎ競う迫力ある伝統行事です。

現在では各地で大会が開催され、観光客や地域住民も参加する大規模イベントとして発展しています。

🌿 健康祈願と五毒避け

中国では旧暦5月は「毒月」とされ、気候の変化で病気や虫害が起きやすいと考えられていました。そのため端午節には以下のような厄除けの風習があります:

これらは、五毒(蛇・ムカデ・サソリ・ヒキガエル・蜘蛛)などの害を避け、健康を守るための伝統的な知恵とされています。

🏙️ 現代中国における端午節

現在の中国では、端午節は法定の3連休となっており、家族団らんや旅行、文化体験の時間として広く親しまれています。

多くの企業や学校で粽子づくり体験やドラゴンボート観戦ツアーなどが企画され、若い世代にも伝統文化を伝える場となっています。

📌 まとめ


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